逃げたらいかん。

全日本ジュニア準決勝

試合時間ラスト1分。袖釣りで有効奪取。指導はお互いに一つずつ。もう勝ちパターンです。ここで考えなくてはいけないのは、3つ。下記に書く事は、絶対に勝たなくてはいけない試合、且つ個人戦の時です。

1つ目、残り試合時間の確認。残り時間1分ないくらい。

2つ目、いくつ指導を取られて良いのか。指導3までは取られて良い。という事は、あと2つの猶予があったという事。

3つ目、逃げてはいけない。逃げるのではなく、握る。危ない時は、指導を取られても良いから伏せる。

この3つはポイントを取った後、必ず考えなくてはいけない、確認しなくてはいけない事です。

そこで兼三がとった行動は、逃げる。正確には逃げてしまった。そこを上のレベルの戦いで見逃してもらえるはずがありません。ワンチャンスをものにされ、締めで一本負け。どうしても、ポイントを取ったら逃げる気持ちがはたらくものです。人間は弱い生き物。勝ちたいなら尚更。試合を観てないから、分かりませんが。。。いや、試合を観てないからこそ分かります。教え子ですから。

上記3つの項目は、兼三は分かっているはず。その練習もしてましたから。分かっていても出来ないのが人間。しかし、分かっていることが出来ないと、勝てないのが現実なんです。同じ事が今日の練習でもありました。

投げ込みや打ち込みにおいて、

1人は、いつになっても技のスピードが変わらない。1人は、見違える程の技のスピードとキレが増している。これは、意識の差なんです。筋力の問題ではありません。どれだけ言っている事を頭に入れてやっているか。ここなんです。ここが、強くなる人間と変わらない人間の差です。

生徒にも説明しました。明日からどうなるんでしょうかね。笑

兼三の全日本ジュニア3位は立派な結果です。しかし、今の段階でもうワンステージ上の力があるはず。本人もそれは分かっている。電話かかってきたら泣いてました。悔しかったんでしょう。これでまた強くなれるね。兼三も私も。気持ちを立て直し、関東大会で負けた相手に競り勝って3位を確保。ここに、成長を感じると共に悔しさが込み上げてきます。次は、もう一つも二つも成長した姿を見せてくれる事でしょう。

皆さん、変わらぬ応援よろしくお願いします。

うーん。それにしても、悔しい。

勝った喜びを思い出せ。負けた悔しさを忘れるな。自分に勝て。

良い言葉でしょ?笑

この言葉は、私の師匠の教えです。

がんばるぞ!

逃げたらいかん。」への2件のフィードバック

  1. 応援ありがとうございました。
    これからこのような負けがないようにがんばります。

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