私の言葉で振り返ろうと思います。間違った記事もあるし、脚色されてる記事もあるから。笑
「オリンピック金メダリスト誕生。今の率直なご感想を!」
ってよく聞かれるけど、私に取っては全部同じ嬉しい感情です。
高校生が優勝するのも、中学生が優勝するのも、小学生が強くなっていく姿を見るのも、変わらず嬉しい。そこに優劣をつけられるはずもなく、自分が関わった生徒が結果を出すことは、隔てなく嬉しい。
下手したら、今年の高校総体団体の方が面白くて嬉しかったかも?笑
永瀬の金メダルの瞬間、ホッとした感情の方が強かった。いま、何もできない状況にいるからこそ、高校時代に間違った事を教えてないか、間違った事を言っていたのではないか。そんな不安にかられ、アイツの金メダルの道を邪魔してないか。とかいろんな余計なことを考えていました。ドキドキの1回戦が終わり、ドキドキの2回戦。ラスト20秒。癖出すなよー、むしろ行け!と思ってたら、ラスト10秒。得意のずらしからの足車で一本勝ち。この時、今日はいけるなーと感じました。その後も接戦が続いたけども、この日の永瀬は悪いところはほとんど出ず、全てを気持ちが塗り替えていた。
2回戦の勝ち方から、ドキドキ感から少しだけ安心感と高揚感があった。指導2を取られる展開もあったけど、そこまで追い詰められれば勝負に行くから大丈夫って気持ちもあった。けど、寧ろその前に行けや!って今は思う。笑
すべての試合が重要で、良い試合だったけど、やはり決勝が心に残る。永瀬がって事ではなくて、モラエイの覚悟が伝わってきたから。イランからモンゴルに国籍を変え、軽い言葉で言ってはいけないんだろうけど、たくさんの苦労と迷惑を周りにかけて、全てを拾ってくれたモンゴルに対する恩返しもあっただろうし、イランに対しても何かしらの感情があっただろうし、それら全てを金メダルを取るという覚悟に変えて、カメラ越しに伝わってくるモラエイの覚悟。ビリビリきてましたよね。でも、このタイプには負けない自信はありました。
いやー2日経った今は面白かったと感じる事ができるけど、当日のあの感じは2度と味わいたくない。
いや、違う。
もう一度味わえるように、これからも生徒を鍛えよう!笑
卒業生の大学在学中の皆さん。
次は君たちですよ。