本当の日本一を決める大会が全日本選手権。
柔道家は全日本選手権に出る事が勲章のような、そんな権威のある大会です。
リオ五輪で銀メダルを取った原沢選手が、絞め落とされて敗退してしまいました。残念ですが、さすがというかなんというか。
何がと言うと、最近の中高生はすぐに参ったします。しかも参った準備からの参った。ひどい奴は、絞められそうになったら上を向いて抑え込まれます。これも時代の流れでしょうか。根性がないというか、必死さがないというか。
普通絞めに来られると、防御をします。それでも絞めが入ってしまった場合は、腕を引っ張ったり回転したり、何とかして絞められない(苦しくない)ところを探して抵抗します。その間に防ぐ事ができないと落ちてしまう。ここまでくると仕方ないかなと思います。原沢選手は、そんな形で落とされて敗退しました。全日本という素晴らしい舞台で負けてしまって残念ですが、参ったしなかったという点が、私は素晴らしいと思いました。どんなに最悪な状態でも、諦めずに必死に抵抗する。自分から諦めない、捨てない。
当たり前のようですが、当たり前の事が出来ないのが人間。
私も柔道人生の中で、二度ほど絞めで負けました。高校時代に一度、絞めで参ったして負けました。この時の恥ずかしさと悔しさで、自分の甘さを思い知らされました。大学時代に一度、絞め落とされました。この時の事はよく覚えてます。防ぐのを探している最中に、落ちてしまいました。え?みたいな感じで、審判に起こされ状況が把握できずに負け宣告。あー落ちたのかって感じでした。
参ったするのが悪いとか我慢する事が良いという意味ではありません。諦めるまでの時間が早すぎると感じる今日この頃。関節は別です。怪我したら意味ないですから。
何事もやられる前に対応する事が大切です!
原沢選手には、世界選手権でこの悔しさを晴らして欲しい。てかその前に柔道教室でも長崎でしてもらおうかな!笑
原沢も色々と悩んでいるみたいですね。その点、永瀬は勝ち続けてるのは凄いなぁ❗