心に残る章

さて、先ほどから登場している著書の中で、実に面白かったところ(本当に絞れないんですが、一つ抜粋して)を簡潔にご紹介いたします。

頭が良いねで萎縮した子どもたち
ほめられることが自信になり、モチベーションが高まると一般に考えられているが、ほめ方によっては一概にそうとも言えない。次の実験結果を見て欲しい。
子どもたちに知能テストに似た簡単な試験をやらせた。テスト終了後に3つの条件に振り分けられた。
第1条件・・・頭が良い証拠だ!と言われた
第2条件・・・特に何も言われなかった
第3条件・・・一生懸命に頑張ったからだ!と言われた
この3つに分けることでこの後どうなるか。この後、簡単なパズルと、難しくて簡単に解けないパズルが説明され、これからどっちのパズルをやってみたいか尋ねられた。すると、第1条件の67%が簡単なパズルを選んだ。第2条件は半々。第3条件は、なんと92%が難しい問題を選んだ。
 このように、能力の高さをほめられた子供と、努力したことをほめられた子供では正反対の結果を示した。ここで大切なことは、ほめ方によって変わるということ。
 さらに、うまくできなかった原因を尋ねると、第1条件の子どもは、能力不足のせいにして、第2・第3条件の子どもは、努力不足のせいにした。どちらの方が今後成長するかは分かりますよね。
といった具合に、実に興味深いデータが盛りだくさんです。この他にも、なぜほめて育てるという言葉が流行ったのか、そして「嫌われたくない心理」など、非常に共感できます。私は嫌われても文句言われても叱り続けます。鍛えて鍛えて社会に送り出すといった使命感を持って頑張ります!

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