優勝裏話

今回、今までの経験の中で一番緊張というか、ドキドキしました。

貴規の時は、力を出せれば勝つ。

兼三の時も、力を出せれば勝つ。2位でしたけど(-。-;

今回、嵐斗は力を出せても勝てるかどうか正直不安でした。しかし、イケると確信した試合は3回戦。この3回戦は競る試合になるとふんでました。しかし、内股で跳ね上げての一本勝ち。この試合で、イケる!と感じました。

勝たなくてはいけない時の試合はいつも一緒です。適度な緊張感とリラックス、すなわち持っている力をしっかり出せる状態を作り出すこと。ここに照準を合わせます。

今回、嵐斗の場合、大会を通しての成長をはかりました。それは、県大会から始まっています。県大会は、ほとんど嵐斗の試合には私はつきませんでした。自信もあったんですが、一人で勝てという圧力。そして、九州大会では非常識かもしれませんが、メンタル面で逆に落とす指導。どん底を体験させること。それでも結果は出せると思ってました。そして、優勝した後の叱責。嵐斗の場合、優しく言っても分かりません(-。-;図太いから。だからこんこんと時間をかけて、九州が目標じゃない、九州優勝なんてどーでもいい。今の状態で全国で勝てるわけねーだろ!それくらいの話をしました。強くなるために必要なことの一つとして、危機感が大切だと思います。貴規の場合、中園というライバルの存在がありました。兼三の場合、阿部という強烈なライバルの存在がありました。では嵐斗の場合、、、何もなかったのです。県内では敵なし、九州でも敵なし、普通の指導者ならば手放しで喜べる結果なんですが、私は強欲なので、とにかくチャンスがある子ならば全国優勝を狙わせたい。そういう意図での厳しい指導です。結果、それが功を奏したのかは分かりませんが、優勝という結果を導けたのかもしれません。

本当の戦いはここからです。ライバルからのマークはキツくなるし、日本一という見えないプレッシャーと戦わなくてはいけません。これは経験した人にしか分からないものです。実際、私はその日本一という下らないプライドのおかげで結果を残す事が出来ませんでした。その経験を、生徒に活かしたい。また活かせるはず。

私の指導は厳しいと言われる方もいます。しかし、それは全てこの為。そして、社会に出て負けない心を育むため。全ては子供達の成長のために、今後も頑張りたいと思います。

さて、次は永瀬の番ですね。世界選手権頑張ってもらいましょう。そしてその次は兼三の番です。全日本ジュニア頑張ってもらいましょう。

今後とも長崎日大をよろしくお願い致します。

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