忍耐の徳

何事においても辛抱強さというものが大事だが、近頃はどうも忍耐の美徳というものがおろそかにされがちで、ちょっとした困難にもすぐ参って悲鳴をあげがちである。そして、事志と違った時には、それをこらえてさらに精進し、さらに力を蓄えるという気迫がまるで乏しくなり、その事の責任は全て他にありとして、もっぱら人を罵り、社会を責める。

これを、例えば商売で品物が売れないのは、全て世間が悪いからだというのと同じ事で、これでは世間は誰も相手にしないだろう。買うに足る品物であり、買って気持ちの良いサービスでなければ、人は誰も買わないのである。だから売れなければまず自らを反省し、じっと辛抱をしてさらに精進努力を続け、人々に喜んで買っていただけるだけの実力というものを、養わなければならないのである。

車の心棒が弱ければ、すぐに折れてガタガタになる。人間も辛抱がなければ、すぐに悲鳴をあげてグラグラになる。

お互いの忍耐を一つの美徳として、辛抱強い働きを続けていきたいものである。

松下幸之助

忍耐というものは、大変難しいものだと思います。辛い時や苦しい時に、グッと堪える。そういう子は少なくなってきてるのは確かだと思います。だからこそ、辛い時や苦しい時にグッと堪えられる、そんな心を育てたい。柔道やってる期間よりも、これからの人生の方が長い。強くなる事も大事。しかし、集団で一つの目標に向かって精進する事も大事。努力が報われる、報われない。どちらの経験も大事。そう思います。報われた方が良いですけどね( ´ ▽ ` )ノ

自分一人の事だけではなく、チームとして全員の事を考える。これが強くなる、そして生きていく力の形成だとも思います。

そんなこんなで、新チームのキャプテンは真鍋颯。西園主将のしつこいくらいの大推薦です。私は、桂もしくは本田だと考えていました。しかし、西園が「颯は全体を見れる」この一言で決断です。来年の新チームの明暗を握るキーマンがキャプテンとなりました。

妥協せず、意識の高い、戦う集団。練習中は、自分に厳しく人にも厳しく。普段は、自分に厳しく人には優しく。メリハリのついた楽しい集団を作ってもらいたい。そう思います。

北海道に向かう飛行機の中で、最近色々な悩みがありましたが、私の心のバイブルを読みながら少しクリアになりました。

長崎まで来たんだから、人生かけて指導します。迷いなく、様々な勉強をしながら。

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