大学選びについて

久しぶりの長文でございます。

どのようにして大学を選ぶか。

まずは、国立について説明いたします。

国立に行くためには、評定平均値と柔道の結果が必要になります。

評定平均値は最低でも3、5は欲しいところ。そして柔道の結果はどのくらい必要かというと、県で優勝くらいでは基準を満たすことができません。

厳しい世界ですよね。県で1番でも試験さえ受けることができない。

最低でも全国大会でベスト8以上は欲しいところです。場所によっては、ベスト16でも出せるところはありますが、より合格度を高めるためには成績が良い方が良いに決まっています。

合格度を高める。という言葉で気付いていただきたいのは、国立大学入試は万が一があるということ。

そう。不合格があるんです。

小論文書けなかった・・・面接でうまく答えられなかった・・・

こういった場合は、バッサリと不合格になります。

ですので国立大学のスポーツ推薦で大事なことは、

1、評定平均値を高めの数字を取っておく(最低でも3.8)

2、柔道の実績は、全国大会ベスト8.16以上。(最低ラインです)

3、不合格になる可能性を頭に入れておく。

4、高校在学中に、しっかりと勉強しておく。

(当然のことながら国立なので、免除などの条件はどこの大学もありません)

という4点になるかと思います。なかなか狭き門ですよね。そしてリスクが高い。

では、次に私立大学について説明いたします。

大体の評定平均値は3、0以上。柔道実績は、県大会優勝レベルで進学が見えてきます。

私立大学で1番気になるところは、条件面になってくるのではと思います。

これは、ある程度の実績があり、各大学の指導者が気に入ってくれれば何らかの条件が出る場合もあります。全額免除、半額免除、入学金免除、などなど。

この条件が難しいんですよね。これはタイミングも重要になってきます。タイミングというか駆け引きというか。

ちょっと説明が少ないですが、私立大学のスポーツ推薦で大事なことは、

1、評定平均値3、0・3、5以上。

2、柔道の実績は、県大会優勝以上。

3、不合格になることはほとんど無い。(ちゃんと対策すれば)

4、条件面の提示がある。

5、魅力ある柔道ができる。(伸び代がある、変形ではない、技がある、など)

このくらいかなと思います。

では、どのようにして受験する大学を決めていくのか。

行きたい大学を決めることが先決です。その上で、受験できるできないがわかり、次に発展していくという展開になります。

行きたいところを決めるという具合に進んでいくケースと、勧誘されるケースも多くあります。大学の先生から声をかけていただくというパターンです。

でも、1番良いケースは相思相愛パターンですよね。

行きたい欲しいの関係が1番なんですが、そううまくはいかない。

そして、私が思う大学選びに失敗したパターンは、

1、大学を中退すること。

2、大学で一度も試合に出られない事。

3、大学卒業時に就職がない事。

ここの3つは、はっきり言って高校の指導者の見極めの力になります。

行かせるだけなら容易にできる。

行く大学が、どこまでの世話を見てくれる大学なのか。または、自分がどこまで責任を取れるのか。

あまり知られてませんが、ここはかなり重要です。

一回も試合に出ていない、満足に練習も出来ない、就職も見てもらえない、大学を中退した。

こんな話を聞くと、うちの卒業生でなくても切なくなります。

ちゃんと進路は決めないとですね。そして何より大事なのは、高校の時の勉強です。嫌でもさせられる事が大事。それが後々必ず生きるので。

今年度の本校卒業の大学四年生は、3/4が公務員の予定です。1/4は企業へ。

そして高校三年生も、そろそろ国立推薦入試の時期となってきました。

さぁどうなるんかいな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください