ある本のインタビューで、北野 武さんはこう語っています。
「いまたけしさんが、“日本人とはこうだ!”というなら、それはどんな言葉になりますか?」
北野 「うーん・・・外国人との付き合い方でいえば、もう徹底的な“義理人情”ですよ。イタリアで最初にサインを頼んでくれた人の顔は、ずっと覚えてます。彼はたまに日本に遊びに来ますが、こちらでは全部面倒をみますから。評論家でも、最初にヨーロッパでおいらの映画を紹介してくれたのはトニー・レインズというイギリス人ですが、彼が日本に来たときにはすぐに飛んでいく。
『タケシ、忙しいのにたいへんだね』
といわれて、
『いや、俺は日本人で、義理はちゃんとわかっているから』というと、
とても喜んでくれます」
「それはとてもいい話ですね。大物になると、それまで世話になった人への恩を忘れる人もいますから」
北野 「義理人情というと任侠道みたいだけど、世話になった人に恩や忠義を感じる気持ちは、本来、日本人がいちばん強く持っているものですからね」
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」竹田 恒泰 著PHP新書より
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さすが世界の北野。
義理人情って言葉は難しいけども、義理は大切だと思います。この仕事してると、「不義理」も多いけど「義理」で感動することもよくあります。どんな事があっても、例え自分に不利に働くとしても義理は大切にしたい、そして大切にして欲しい。
そう願います。