不快に思う方もいるかもしれません。ご容赦ください。
柔道スタイル。
各学校の色がよく出てるなぁ。と思いながら、試合を見てました。
今回、考えさせられたというか、常に考えさせられる事があります。
うちの目指すスタイルは、組み勝って技をしかける。
このスタイルで良いのか?という事をいつも考えてしまう。
単刀直入にいうと、自分の生徒がかけ逃げのような技をかけた時に、良いぞ良いぞと拍手したり声を出したりして褒めるのか。それとも、そうやって逃げるな!と指導するのか。
自分は今は後者だと思います。
でもそういったごまかしかたを覚えさせた方が試合は有利になるのかなって思ったり。
片手で逃げるような技をかけたり、肩車、巴投げを連発したり。
そのスタイルを批判するわけではありません。
ただ、好きじゃない。でも、勝つためには必要なのかもしれない。
そんな葛藤みたいなものが生まれます。
勝つ事よりも大切なものがある。
それは綺麗事なのかもしれない。
勝った方が嬉しい。でも、勝ち方って大事だと思う。もちろん負け方も大事。何かを得られれば負ける事も大事だし意味がある。
どんな内容でも勝てば良い。と思えないのが、私の未熟なところ。
ただ勝つ事だけにこだわれない。そこが私の未熟なところ。
でも、信念は曲げられない。
見ている人が楽しめる。カッコいい柔道をさせたい。それが、全員出来れば良いんですが、そうはいかない。
考えても、考えても、答えは出ない。
柔道って、面白いな!
何言ってるんですか。
中学までと決めてる子で、そういう柔道したい!って子がいるなら、いいよ〜と言いますが。それでも逃げながらの技はだめ。中学生の理想崩さないで下さい。
組み勝って技をしかける、見ている人が楽しめるという柔道を生徒たちが全員できたら、それはもちろん理想的ですが、それは難しいのでは。
上に行くには、ごまかしも多少は身につけとかないと、相手にごまかしをされて、何も対応できない。
しかし、やっぱり勝つ時には組み勝ってしっかり投げて勝ちたい。
中学校までは、ごまかしはいらないと思いますが!!
柔道は面白いですよね〜!
某階級の決勝戦のお話と思います。
受けや防御の場面はあっても、相手と勝負に行く松本先生の柔道がこれから先に繋がる強くなる道と信じています。
ポイントでリードして消極的になったら、「逃げるな!」という松本先生の柔道をしていかないと次のステップに行けないと思います。上には上がいて上手い強い選手はいっぱいいるので、馬鹿正直や下手くそな次元ではなく組み勝って戦いに挑まないとそこで伸びる芽がなくなってしまうと思います。
松本先生のお考えを支持します。