卒業

今年も卒業式を明日に控え、、、この3年間を振り返りたいと思います。

この3年間で一番楽しかった試合は、高校1年生の時の高校総体団体ですかね・・・。追いかけていたので非常に楽しかった思い出があるのだと思います。あとの県予選は、楽しいと思うことはなく、ただただプレッシャーとの戦いだった。どんなに強くても、何が起こるかわからないのが高校生であり、それが試合。強いと思われているときこそ、本当にキツイ。だから、このチームに抱かせていた想いは、このままじゃダメだ!という危機感。もっと強くならないと、もっと練習しないとダメなんだと強く抱かせることで、個々のレベルアップはもちろん、チームとしての力を引き上げられることが出来たのではないかと思います。

勝って当たり前と思われている試合は、本当にキツかったなあ。笑

どうやって全国レベルに挑戦するのか。という事も常に考えさせられた年でもありましたね。個人ではなく、団体で勝つために、その戦い方を考えさせられました。まあ散々考えたけど、結局は私の性格が災いして、取れるところを取れ!という事と、取れないところは引き分けろ!という事。この取り方と引き分け方、というところが深いんですよ。本当にいろんな練習メニューをしたな。我ながらよくこんなキツイメニューを考えつくなあと思います。笑  でも本当によく練習した。時間は短いけども、濃密な練習をしっかりとやり切った。

本当に強くなった。

ニコーなんて別人になっちゃった。なんでこの子を使うの?っていろんな先生に聞かれたな。。。その都度、見てて下さい。この子はすごい選手になりますから!って切り返してたな。。。根拠は一つだけです。他の子とはやる気が違った。覚悟が違った。だから、この子は強くなるなって思ったんです。何度も何度も寮でビデオも見たな。これはどうなってるんですか?これはどうやってやるんですか?あの時はどうすればよかったんですか?とか、しょっちゅう聞かれたな。。。素人同然からのスタートで、あそこまでの選手になるとは誰が想像していたのか。

私は想像してました。そういえば校長からも言われたな。あの子大丈夫?と。絶対強くなりますから、見てて下さい。と返したあの時のことを校長も覚えていて、本当に強くなったね!と言ってくれていました。

このチームを最後に支えていたのは、他でもないニコーでした。一番努力していたから、最後のインターハイは大将。それが信頼の証です。

蠣崎も永田も、ほんと追い込んだな。笑 心も体も、気が狂ってしまうんじゃないかというくらい追い込んだ。でも、その都度乗り越えて逞しくなっていった。永田の涙を何回見た事か。蠣崎の悔しそうな顔を何回見た事か。でも、その都度強くなっていった。頭が下がります。国士舘戦で見せてくれた2人の意地。一生忘れることはないでしょう。

志内は、もう少し気持ちが強ければ・・・。一番記憶に残っているのは、日本武道館の畳の上に立って、ちゃんと戦えるのか!?って聞いた時に、自信がありません。って言った事かな。素直で良いやつすぎる。。。笑

古賀は、もう少し頭の柔軟性があれば・・・。でも寝技の自信は誰よりもあるでしょうね。73にしろ!って言っても最初は81って言って聞かなかったけど、73に落としてちょっとだけ陽の目を見られて、ちょっとだけ嬉しかったな。

秋丸は、2年間ちゃんとやってこなかったからな・・・。池崎が入学してくるとなって、初めて目の色が変わるというか、真面目に取り組むようになったというか。もっと早く気づけよ・・・。

斎藤もほんと強くなった。何にもない無名選手だったけど、気だけは強かった。それだけで県で優勝、九州3位。立派な結果です。腰の怪我がなければ・・・。

中尾は・・・。一発ギャグの記憶しかない・・・。笑  冗談です。超級でやると本人の口から聞いた時は、何言ってんだ?と思いましたが、柔らかい背負い投げだったから重量級になれば結構面白いかも?と淡い期待を抱いていましたが、頑張りましたね。県2位。しかも九州大会まで出場して・・・。

尾崎は・・・。無念しかない。最後、73で・・・。という思いが強かっただけに、あの交通事故が本当に悔やまれる。おちゃらけた奴ですが、練習だけは必死に泣きながらやってたな・・・。その思いがあっただけに、悔やんでも悔やみきれないけども・・・。普段の行いが悪いからだ!笑

最後は、山口貴也。最後のインターハイ。ガッチリと一本負け。今まで何度となく救ってきた貴也が負けて、チームが負けたのならば、それは仕方のない事。でも、あの時ばかりは、自分の指示が間違っていたのかなと今でも考えてしまう。引き分けに行っていたらどうなっていたかなと・・・。

・・・たら・・・れば、はたくさんありますが、悔いなく3年間を送れた!そう思ってくれていれば、非常に救われる。

たくさんのことを教えてくれた3年生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。そして3年間、生意気な私に何も言わずに好きなようにやらせてくれた保護者の皆様。ご卒業おめでとうございます。

寂しい?

いいえ。寂しくありません。だって永遠の別れではありませんから。だから、たまには顔出せよ。たまには顔出して下さいよ。試合の応援に来いよ。応援にきて下さいよ。そして何年後かには、酒飲もうよ。そして、あの時のあれは酷かったって話を笑いながら聞かせてくれよ。離れていてもわかるような活躍をしてくれよ。

まだまだ楽しみはたくさんある。

だから、俺は頑張れる。だから、お前たちも頑張れよ!いつでも俺は、お前たちの力になる。

卒業。おめでとう!!

追伸
くじけそうになったり、甘えてきたら思い出せよ。俺の怒鳴り声を。笑

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